京都は神社仏閣と共に四季折々の美しい景色が楽しめますよね。
そこで、京都の梅2019おすすめ名所3選!京都に春を告げる梅だよりをまとめてみました。
寒さ厳しい冬から、ほんのり甘酸っぱい爽やかな香りと共に、梅の花が静やかに春の訪れを告げます。
私はずっと京都に住んでおりますが、梅の花の優美な風景が年齢と共に好きになりました。
京都の満開に咲く鮮やかな桜も見事ですが、まだ肌寒い冬の風情を残したままの梅苑、梅林での観賞もまた趣があります。
本格的な春が来る前のほんの短い間の見頃となっていますが、京都の梅2019のイベントなどを楽しんでみませんか。
①京都 北野天満宮の梅苑
京都の梅の名所といえば学問の神様で有名な北野天満宮です。
菅原道真公で知られる北野天満宮の梅50種約1,500本が広い境内一面に咲き誇り京都の早春を彩ります。京都では「天神さんの梅」と呼ばれることが多いです。
梅の見頃は、2月上旬~3月下旬ぐらいまでですが、境内の梅は比較的長い期間見ることができます(3月末ぐらいまで)
梅苑公開中は、茶屋を設けて梅茶とお菓子を楽しめ、京都ならではの心安らぐひと時を味わえます。
公開時間 10時~16時まで 入苑料 700円(茶菓子付き)
また2019年2月25日に梅花祭と梅花祭野点大茶湯(ばいかさいとばいかさいのだておおちゃのゆ)が開催されます。
これは、約900年の歴史ある伝統行事で、菅原道真公の祥月命日に行われる祭典です。この日は「梅花祭野点大茶湯」を催します。
この「梅花祭野点大茶湯」とは京都の上七軒の現役の舞妓さん、芸子さんによって振舞われるお茶でして野点大茶湯に参加するには拝服券が必要です。
毎年1月25日から購入ができます。先着3000名で北野天満宮の社務所で購入することができます。
拝服券を持っていても、とにかく並ばなくてはなりません。長い行列です。お茶をいただくまで、混雑しておりますので、だいぶ時間がかかります。
そして寒いです、が舞妓さんや芸子さんたちの立ち振る舞いを拝見しているだけでも、普段は見れない光景に京都の歴史を感じていただけると思います。
茶会は椅子席と座敷席の2種類のどちらかが選べますが、お茶の作法を気にされる方は椅子席の方がいいかもしれませんね(特に作法を気にされなくてもいいのですが)
そして、椅子席は早く座れますが、早い目に退散しなければいけないようです。座敷席はお点前(おてまえ)が終わるまで座ってられますが、日頃あまり正座をしていない人は足がしびれます(^^;)
どちらにしても、舞妓さんや芸子さんと梅の花を背景にお茶を楽しんだり、おしゃべりをしたり、写真を撮ったりする機会がないので、京都の梅の名所らしさを楽しめる行事です。
②京都 下鴨神社の光琳の梅
世界文化遺産である京都が誇る下鴨神社もまた梅の名所です。
御手洗川にかかる朱塗りの橋のたもとに「光琳の梅」と呼ばれる紅梅があります。これがまた何とも言えぬ京都の歴史と一体化した梅の見所であります。
この光琳の梅の見頃は2月上旬~3月上旬です。また、境内は自由散策(6:30~17:00)ができるので2月、3月の京都にお越しの際は梅観賞がご自由にできます。
こちらの下鴨神社の正式名は、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といいます。
たいへん古い歴史を持つ神社で、いつごろに社殿が造営されたのかは諸々の説がありますが、奈良時代以前から幾度も社殿が造替された記録があるそうです。
また、京都三大祭の葵祭でも有名な下鴨神社です。そんな下鴨神社と梅の神秘的な光景をぜひご覧ください。別世界のような錯覚になる時もありますよ。
③京都 城南宮のしだれ梅と椿まつり
城南宮のしだれ梅もまたみごとな梅で有名な梅の名所です。
平安遷都(へいあんせんと)の際に、京都の南に創建されてから1200年の歴史ある城南宮では「春の山」または「源氏物語花の庭」とも呼ばれている庭園に、鮮やかな150本ものしだれ梅が咲き揃います。
あたり一面に咲き広がるしだれ梅の光景に、思わず息をのむほどの美しさです。
こちらの城南宮では、梅の咲き始めから、5分咲き、満開とそれぞれの風情ある庭園が楽しめます。そして散りぎわの梅の花びらの絨毯(じゅうたん)も人気の見所です。
満開を迎えた後の散り始めの、風の強い日や雨の日の翌日には、梅の花びらの絨毯が敷かれとてもきれいです。
しだれ梅が散り、そのすぐ後には300本ものさまざまな椿が、これまた鮮やかに咲き誇ります。しだれ梅から椿の花へと美々しく咲き移る様子は、この京都の城南宮でしか堪能できない贅沢な背景です。
しだれ梅と椿まつり開催日は、2019年2月18日~3月22日です。
悠々としたお時間をお過ごしください。
まとめ
京都の梅2019おすすめ名所3選をご紹介しました。梅の花には、なにか品格を感じますよね。
ちなみに、平安時代ごろまでは、花見といえば桜ではなく梅の花が主流だったそうですよ。では、日頃の疲れを梅の花で癒されてくださいね。
