(追記)
まず最初に、2018年3月に英検が大学入学共通テストに向けて落選をしたというニュースが大きく取りあげられましたが、落選をしたのは従来型の英検です。新型の英検は認定されていますので誤解のないように追記しておきます。
英検の従来型が落選した理由は下記からご覧ください。
では本題に。
センター試験が廃止され、文部科学省の進める「高大接続改革」に従い教育現場は大きく変わろうとしています。
日本の教育水準を引き上げ、より国際社会に対応ができるよう教養を養われる学力を身に付ける為にも教育革命が必要であり、これからの大学入試は、大きく変わるってことのようです。
それを受け多くの大学受験生が最も気にかけている教科は英語であり、そして大学入試に免除されるといわれている実用英語技能検定(英検)に注目が集まっています。
そこで、これからの英検が大学入試に免除されるようになった関連性をみていきたいと思います。
英検が大学入試に免除される
センター試験廃止後の大学入試は、今までの詰め込み式のセンター試験の能力だけでは対応ができなくなるようです。
センター試験廃止後の大学入試についてはコチラからどうぞ。
英語では、グローバル化、情報化のさらなる進展のために英語の試験は、ライティング(書く)・スピーキング(話す)・リーディング(読む)・リスニング(聞く)が導入されます。
また、現在の試験では、スピーキング、ライティングが無く、大学の個別入試においても4技能を試せる試験を採用している大学は多くありません。そこで大学入試は、4技能を試せる外部試験を入試で利用するようになるとのことです。
なによりも、希望とする受験生が多い国公立大学には、英検が必須とされます!
そうなると、外部試験、特に免除率の高い英検の存在が大きく関わってきますね。
英検やTOEICの成績を使って大学入試に活かす、すなわち大学入試に優遇されるということです。
英検は日本英語検定協会が主催する民間資格なので、国と民間が協力するという意味合いも生まれます。
もともと英語は大学試験において文系・理系問わず最も配点の大きい科目と言われてきました。
今後も、大学入試センターは英語の4技能を重視しており、新テスト導入にあたっても英語の配点は大きくなることが予想されます。
英検が大学入試で利用され免除されるという意味は、英検所有者に入試で何かしらの優遇を与える大学が、国公立大学だけではなく、私立大学でも多くなるということのようです。
大学入試に備え英検活用を視野に入れた方がよさそうですね。英検が大学入試に免除されるということが分かっているのですから、ある意味、これを利用した受験対策が、早期からできるというポジティブな考え方もあると思います。
まとめ
大学入試では英検を活用し免除しようとする流れは確定しています。英検側もまた大学入試に考慮した内容に寄せてきています。
英検の問題内容は一般に大学入試より多角的なので、英検の資格獲得に励む事で大学入試勉強にも役立ちます。
そういった考え方を考慮し、これからの受験生は英検の重要度を上げて取り組む事が大切だと言えます。
英検に代わる資格試験が生まれない限りは、入試において英検はずっと必要とされていくことでしょう。
