センター試験廃止後の大学受験生への影響を考えていきましょう。
まず、一番恐々としているのは、2019年度受験生及び、難関校をめざす学生たちでしょう
もちろん救済策はあるでしょうが、センター試験廃止後の大学受験生にとって、それが良いとも悪いとも判断しかねるところでもあります。
今までは浪人したとしても、次の年に活かすことができましたが、新制度となればその強みも半減してしまいます。
大学進学後も、その境目の学年から教育カリキュラムが変わっているため、その差分は自力で学習しなければなりません。センター試験廃止後の考えられる受験生への影響をみていきましょう。
センター試験廃止後 考えられる受験生への良い影響
まず、センター試験廃止後の新テストでは、これまでのマークシートから記述式に変更していくということなので、ロジカルな思考に切り替わっていくという点においては、将来受験生にとってメリットがあると考えられます。
今後、さらに技術が進み、これまでとは比べ物にならないぐらいのロジカルな思考回路を持った上で、更なる競争を強いられる社会に出て行かなければならなくなるでしょう。
そういった社会に対応するためには、これまでような詰め込み型の勉強では、対応ができないと考えられる点もあり、決して詰め込み型の勉強を否定しているわけではありませんが、世の中がさらに変化していくことを考えると柔軟な思考回路が要求されることとなり、それに見合った考え方や、勉強の仕方が必要になってくるものと思われます。
これまでは詰め込み型、暗記型が中心であったため、レベルの違いはあっても思考力や表現力が乏しい学生が多かったことは否めないでしょう。
そのため、外国に比べ日本の学力は、このご時世においては対応し切れておらず、低下しているといった評価も一部ではあるようです。
日本の学力が低下しているワケではなく、これまでのやり方では世の中の流れ、社会の仕組みについていけない可能性も念頭に入れ、そのためにもこれからの日本を担っていく若者の変革をもたらすべく、試験制度を変える事は、将来の受験生本人にもメリットがあるのではないでしょうか。
センター試験廃止後 考えられる受験生への悪い影響
センター試験が廃止されることで、考えられる受験生への一番の影響は廃止直後の2,3年が一番混乱することです。
当たり前のことですが、センター試験廃止という事態に振り回される受験生がいるいうことです。受験生は言うまでもないですが、どういう形態であれ、直近の試験の形態に合わせて受験せざる得ないのです。
そのため、最初はいろいろなバグが出てくるものと思われます。
試験前にそのバグが出てくるのであれば問題ないのですが、本番でそのような見えていなかったバグが出てきては一番影響を受けるのが試験となってしまいます。
受験生にとっては人生を決める大切な試験であります。
その試験ですべたが決まるわけではありませんが、最初に経験する試練といっても過言ではありません。
そのため、そういった見えないバグのために受験生が振り回されるおそれがあること自体がデメリットと考えるべきです。
そのデメリットを極力なくすべく、事前の万全たる確認を行ったうえで実施してあげるべきと考えます。
そして誰もが不公平なく試験を受けれたという状態を実施側が作ってあげることで、センター試験廃止による変革が導入できたと言えるのではないかと思います。
日本の学力が世界に劣らないためには
将来の子供に夢を託すべく、改革することはやむ得ないのですが、改革前の人たちにも変革をもたらすような仕組みが同時に必要という声もあるようです。
ある年齢からは変革に基づき世界に通用し、ある年齢以上は変革できていないでは、日本国内で2分してしまう形になれば、本当の意味での世界に通用する日本にはなれないかもしれません。
センター試験廃止後の変革と同時にそれ以前の人たちにも、変革をもたらせるような仕組みづくりも必要でしょう。
まとめ
センター試験廃止という変革の必要性を考えると同時に、これからの日本に求められるものは何であるのかを明確にし、各人がその能力を担保できるように方針を決めることができるのであれば、充実した.センター試験廃止という変革になることでしょう。
これからの大学受験生の方、頑張ってください!
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