センター試験廃止はなぜ行われるのか?その背景にはいろんな問題がったようですが、一般的にいわれているセンター試験廃止の理由を簡単にまとめてみました。
なるほどね!とうなずける理由です。
受験生は、これからのグローバル化に対応した学力が要求されますので真の学力を身に付ける必要があり、詰め込みや暗記のみでは大学入試は困難になります。
今後の大学入試では、自分の得意な問題が出題されたなどの、偶然やたまたまの運の良さでは合格は不可能ということです。
センター試験廃止でアクティブラーニングへと移り変わります。
センタ試験廃止はなぜ行われるのか
センタ試験廃止で、新テストが導入されるのは一言でいえば、学力の低下を抑え、学力を世界水準に引き上げ、今後のグローバル化に対応ができる人材育成のための改革です。
毎年センター試験の6教科29科目、全てで質の高い問題を作るのは容易ではなく、平均点を60点にそろえるということが目標ですが、各科目間にバラつきがあり難しかったようです。
子供の人口が減っているにもかかわらず、大学への進学率は上がっており、学力の多様化が進んだ形となってきました。
そして当然のことですが、国公立大学の人気は衰えずですが、私立大学については4割以上は定員割れした状態で、私立大学の運営(収入)が厳しくなってきたのも現状のようです。
私立大学では学生を集めるためにセンター試験などの学科試験なしで、面接や論文で選抜するAO入試や推薦入試が多くなり学習離れを招いた状況になってきました。
その結果として、当然ながら大学で必要な学力に届かない学生が増えてきて、補習授業を行うなど大学側の処置が行われてきました。
そしてまた、国公立大学などの難関大学を目指す学生には、受験競争は激化する中、皆が受けるセンター試験では十分な選抜機能を発揮できないのではないか?
正解が用意された問題を解くのは得意でも、自ら課題を見つけ解決する能力がそなわっていないと、新しい技術や仕組みを自ら生み出せる人材が、今の受験制度では育たないのではないか?
そういった様々な理由により、センター試験が廃止され新たな新テスト導入で、暗記+暗記した項目の再現+思考力+判断力+表現力、これら全部を求められる試験となります。
学力の底上げを目指した、まさに大規模な教育革命、アクティブラーニングということでしょう。
まとめ
これからは、詰め込みの知識の量だけでなく、自ら問題を発見して、答えや新しい価値を生み出す力が重要ということですね。
京都大学では、数学4問を4時間で解くというような特色入試もスタートし、国公立大学などの難関大学を中心に入試の傾向が大きく変わり、暗記力中心の試験は終わろうとしています。
十分な学力が備わっていないと大学に入るのは困難になるということですね。
