英検・大学入試に活用ができる新型とはどんな方式?

【受験】
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英検が大学入試の活用に落選をしたという発表がありましたが、英検がセンター試験廃止後の新しい大学入試に活用ができなくなったワケではございません。

英検の新型は、大学入試に活用ができるよう認定されています。落選したのは英検の従来型です。ここでは、英検の新型について現在(2018/10)分かっていることをまとめています。大学入試英語成績提供システムも導入されます。





また、英検の従来型が落選した詳細は、下記からどうぞ。

英検の新型とは

2021年に向けて、大学入学共通テスト用に新型方式の英検が認定されました。英検の新型には3つの案があり順次スタートしていく予定です。

英検CBT、1日完結型、公開会場実施の3つの案(まだ仮称)です。

 

では、それぞれの英検の新型についてみていきましょう。

 

【英検CBT】

2018年8月スタートで、2級・準2級・3級が対象です。19会場での実施(2019年度から全国展開に向け準備)です。

英検CBTとは、すべてパソコンを使って受験する方式です。

4技能を1日で受験ができます。英検CBTは毎月受験が実施で、年齢制限はありません。

現在のところですが、2級までしか受けられないので、準1級レベルを目指す国公立大学や難関私大を目指す受験生には不向きです。

 

【1日完結型】

2019年度よりスタートで、準1~3級が対象となっています。4技能を1日で受験する形式です。スピーキングのみがコンピュータに録音をするということで、英検CBTとはこの部分が違います。

スピーキング以外はPBT(従来通りの紙の試験)です。

実施会場は、47都道府県ということで便利です。

現在のところ、この1日完結型の英検は、高校3生または浪人生しか受験できない予定です。1日で終わるので受験生には負担が少ないです。

 

【公開会場実施】

2019年度よりスタートで1~3級が対象です。会場数 は約400予定。

LWの3技能を紙形式で実施してから、スピーキングを後日に全員が受験する2日型の方式です。

従来型は一次試験に合格した人のみが二次試験でスピーキングを受験しましたがこの形式は、全員が後日、スピーキングの試験も受けるということです。

1日型で対応ができない録音機能のある会場が準備できない場合などに適用します。

スピーキングが従来と同じ対面式で、1級が受験できるのもこの方式だけです。また、受験できるのは高校3生と浪人生のみとなっています。

 



 

 

英検新型の検定料

また英検の新型は、会場費や録音機器などの費用が増えるため検定料も従来型よりも高くなります。

公開会場実施1日完結型英検CBT
1級16500円
準1級9800円9800円
2級7500円7500円7500円
準2級6900円6900円6900円
3級5800円5800円5800円

 

それにしても、公開会場実施型の1級の検定料は、16500円とはかなり高額な費用ですね。

 

 

大学入試英語成績提供システム

2019年11月より、大学入試英語成績提供システムが導入されることになりました。

成績提供システムの大学入試センターの掲示している役割りとは、簡単に言うと英語の試験において、英検などの外部試験の成績が集約され登録される。というシステムです。

 

 

まとめ

以上が2018年4月までに発表されている、英検新型の主な内容です。

また、2024年度から民間試験に全面移行させる方向で進めているということです。もっと英検の需要も高まることでしょう。

一般的には1日完結型が、今後の英検として主流になるのではという見解もあります。

 

 





 

 

 

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