離乳食の後期、9〜11ヶ月ごろの赤ちゃんの食べてもいい野菜や食事の量を紹介しますね。
この頃になると、離乳食からの栄養は約6割で、母乳やミルクからの栄養は約4割摂るように進めるていきます。
離乳食からの栄養補給が重要となる時期です。
そしてまた、離乳食の後期は野菜から得られるビタミンやミネラル、鉄分などをうまく、また適量に食べさせてあげることが大切です。
ここでは、離乳食の後期に食べてもいい野菜や食事の量をまとめていますので、参考にしてみてください。
離乳食の後期に食べてもいい野菜
人参やかぼちゃ、トマト、ほうれん草などのように、離乳食の初期から食べてもいい野菜はすでに与えられていることと思います。
離乳食の後期にはいると、もっと多くの食べてもいい野菜があります。今まで与えてきた野菜にプラスして、栄養源として食べさせてあげましょう。
(離乳食の後期から食べてもいい野菜と調理法)
きゅうり | 皮をむいて軽くゆで食べやすい大きさに切る |
なす | 皮をむきゆでて裏ごしやきざんで食べやすく |
ピーマン・パプリカ | しっかり加熱し、細かくきざむ |
カリフラワー | 房の部分を小さく切りゆでる。軸の部分はNG |
水菜 | 葉先をきざみゆでる |
長ねぎ | 細かくきざみ、しっかり加熱する |
グリーンアスパラ | やわらかい穂先をゆで、食べやすい大きさに |
さやいんげん・さやえんどう | 筋を取りやわらかくゆで、小さく切る |
紫キャベツ | ゆでて、食べやすい大きさに切る |
サラダ菜 | 軽く湯通しする |
離乳食の後期になると、食物繊維が豊富な野菜も食べられるようになります。
調理は基本、火を通し食べやすい大きさに切ることです。そして離乳食の後期での目安の固さは、歯茎でバナナをつぶせるぐらいのやわらかさなら食べれます。
そして、初めて食べさす食材については、たくさん食べ過ぎないように、また食べたあとの体調などにも気をつけてみてあげてくださいね。
離乳食後期の食事の量
離乳食の後期に入ると1日に与える離乳食は、3回になります。1日3食の食事の習慣を身につけていく練習の時期です。
離乳食の後期では、午前10時・午後2時・午後6時ごろの1日3回の離乳食を食べさせ、補食として間に母乳やミルクを与えるというかたちで進めてください。
では、1回分の食材の量の目安を紹介します。
・おかゆや軟飯・・・80〜90g
・野菜や果物・・・30〜40g
・魚・・・15g
・肉・・・15g
・豆腐・・・45g
・全卵・・・1/2個
・乳製品・・・80g
これは目安です。赤ちゃんによってはそれぞれ食べる量や、好みの食材もありますので、様子をみながら、無理に口に入れたりしないよう、ゆっくりと離乳食を進めていきましょう。
また、お昼は魚を食べたら、夜は肉などバランスよく食べさせてあげることが理想ですが、特に片寄った栄養摂取にならなければ、あまり神経質にならなくても大丈夫です。
まとめ
離乳食の後期に食べてもいい野菜や、食事の量の目安などを紹介しました。
この時期の赤ちゃんは、つかまり立ちやつたい歩きができたり、何事にも興味津々な時期です。
食べることにも興味を持ち、手づかみで食べようとしたり、ストローを吸える子やマグカップで飲めるようになる子もいます。
感情も豊かになり気分で今日は食べなかった食材も、別の日には食べてくれたりします。
1度や2度食べなかったからとあきらめないで、何度か挑戦をしてみてください。野菜は大切な栄養源です。
そして、本食への1日3食の食事習慣の時期でもあります。離乳食後期のころの赤ちゃんの成長はとても早いものです。
大変ですが、可愛い時期です、育児を楽しんでくださいね~。
