九頭竜大社(くずりゅうたいしゃ)は、京都の左京区八瀬に位地する神社で『奇跡を起こす神社』といわれています。
窮地・苦境から救ってもらえるという、9回まわるお千度参りがたいへん有名ですが、九頭竜大社のお千度参りは、ちょっと変わった参拝方法なんですよね。
初めてだとちょっと戸惑いますよ。そこで、九頭竜大社の参拝方法を、前もって知っておくと速やかにお千度参りができますので、ご覧くださいね。
京都のご利益のある神社『最強のパワースポット八瀬の九頭竜大社』と呼ばれているだけあって、境内に入ると何か強い霊気に一瞬スッっと触れたような感触を感じる人も少なくはないようです。
年中、全国各地から窮地を救ってもらいたいとの祈りを込め、この九頭竜大社にお千度参りをしに来られます。
また、誰もが避けて通れない、八方塞がりや厄年などのお祓いに効果的な九頭竜大社です。
九頭竜大社の参拝方法
九頭竜大社に着くと目の前に鳥居があります。鳥居をくぐり階段を上ってください。
①境内への階段を上ると左手に、手水舎(てみずしゃ)があります。ここで手を洗い口をすすいで清めてください。
②手水舎の前にある社務所で、ローソクと線香を(300円)買ってください。
社務所の椅子に座り、ローソクに巻かれている白い紙に名前・数え年・願い事を書いてください。ちなみに数え年とは、現在の年齢に1歳プラスした歳のことです。
③願い事を書いたら外に出て、ローソクはローソク台に立てて火をつけてください。社務所にマッチがあるので借りてください。
そのローソクの火で線香に火をつけて、社務所の窓口横の線香台にお供えします。
④本殿正面にお参りします。二礼(にれい)し四拍手(よんはくしゅ)します。
手を合わせたまま心の中で「南無九頭竜弁財天大神様(なむくずりゅうべんざいてんおおがみさま)」と3回唱えてください。
そのあと「おんそらそあていえいそわか」と7回唱えます。
それから、自分の願い事をお願いします。
最後に四拍手、二礼してください。
本堂の正面にこのように拝礼作法を掲示してくださっていますので、これを見ながら参拝してください。
⑤ここからお千度参りをします。本殿にお参りをしたら、右側にお千度棒納め所(おせんどぼうおさめどころ)がありますので、お千度棒を9本持ってください。
お千度棒納め所の前にこのような看板があります。お千度参りのまわり方が書いてあります。
⑥本殿を9回まわります。(本殿を時計まわりに下記の順番で)
ここで動画をご覧ください。一番わかりやすいと思います。
・本殿正面の石段の下で一例
・初代御神木(ごしんぼく)の前で一例
・九頭竜大社のご発祥の石碑前で一例
・現在の御神木に一例、本殿の真裏に一例
これで1周終わりです。お千度棒納め所の前に来たら、そこにお千度棒を1本お返しします。
これを全部で9回まわり、9本のお千度棒をお返しになったら、お千度のお結びとして④番と同じように本殿にお参りします。
⑦お千度の後は、お千度棒納め所の横の御霊水(ごれいすい)をいただいてください。
⑧その後、社務所に入り奥の方に、護符を置いてくださっているのでいただいてください。こちらの護符は少し変わっており、飲む護符です。
たいへんご利益がある護符で、心の中で祈念(きねん)を込めていただいてください。
砂糖菓子のような甘さで美味しくいただけます。砂糖に寒梅粉(かんばいこ)を混ぜて神前で神職が一体一体に御念を込めた護符のようです。
体内に護符が浸透するって、これだけでも御利益がいただけそうで有難いですね。
それから、もうひとつ重要なことは、護符の包み紙は捨てないで、こちらでそのまま護符をいただいたら、社務所に火鉢があるので、ここで護符の包み紙を燃やしてください。
もし護符をお持ち帰りして飲まれるのでしたら、お家でご自身で護符の包み紙を燃やすか、次回また九頭竜大社にご参拝のときに持ってきて社務所の火鉢で燃やしてください、ということです。
また、おみくじを引いて大神様からの有難いお言葉を頂くといいでしょう。
帰りは階段横にお地蔵さんが並んでいます。お参りをして帰ってくださいね。
九頭竜大社のアクセス
住所 京都府京都市左京区八瀬近衛町681
電話 075-781-6405
アクセス
・京都バス「八瀬・大原」行き(17・18番)乗車、「九頭竜弁天前」を下車徒歩1分
・市営地下鉄「国際会館」行き乗車、終点「国際会館」を下車
「国際会館」より京都バス「八瀬・大原」行き(19番)乗車、「九頭竜弁天前」を下車徒歩1分
交通便は不便です。車の方が楽です。駐車場は無料で第一、第二駐車場を合わせて約30台駐車できるようです。普段の平日はわりと空いています。
まとめ
以上、九頭竜大社の参拝方法をご紹介しました。『奇跡を起こす神社』といわれる9回まわるお千度参りは、大神様からの加護をいただけます。
八方塞がり除けや、厄除けに御利益を賜りたい神社ですね。
